欠片達の物語 プロローグ

 ・・・・・・・・・引き受けてくれるの? ありがとう・・・!本当に、本当に。言葉じゃ言い表せないくらいに・・・。
 え?・・・・・そう、そうだよね。あはは、あなたはいつもそうだったよね。『おもしろそうだからやる。』それでも、わたしは嬉しいから・・・感謝してるから、ありがとうって、言わせてほしいんだ。
 ・・・うん、できるよ。運命を司る思念体。道標の女神オーサー(作者)と。このわたし。知識を司る思念体。授ける子ワイズマン(賢者)の二人が手を合わせれば。絶対に、絶対に絶対にあの人を・・・・・ローグ(悪者)を救う事ができる!
 それと・・・そう、この娘にも頑張ってもらわなきゃね。まぁ、わたしが精一杯頭をひねって考えた自信作なんだから、心配する必要も無いとは思うけれど。いざ本番になると心配してしまうものだよね。
 ・・・・・失敗は許されないんだ。一回失敗したら同じ手は食わないかもしれない。だから・・・頼んだよ。
 私が考えた・・・・・絆を司る人造思念体。救いの子『ラブズ(愛者)』あなたに全てがかかってるんだから・・・!